なぜ関節は「ポキッ」と鳴るのか?

みなさんも指を曲げたり首を動かしたりするときに「ポキッ」と音が鳴ることを経験したことがありますよね?

先日も施術中にクライアントさんから「なんで関節はポキポキ鳴るの?」とご質問を頂きました。
その際は正確にお答えすることができなかったので、

現在分かっている音が鳴るメカニズムを下記の論文をもとにみなさんにもお伝えしたいと思います。

歴史的に人間の関節から発せられる音は、関節が分離する際に形成されたキャビテーションバブル(液体の中で圧力が急激に低下した時に発生する気泡)の突然の崩壊に起因すると考えられてきました。
※関節は関節包と言われる袋に覆われており、中は滑液という液体で満たされています。

関節の構造 プロメテウス解剖アトラス解剖学総論/運動器系第2版

しかし、このメカニズムは矛盾していることが多いと指摘されました。

そこで研究者達は関節が鳴るメカニズムが気泡崩壊ではなく、関節内への空洞形成に関係しているという仮説を立て、リアルタイムMRI画像からの証明を試みました。

●結果

リアルタイムMRIによって関節の空洞形成を確認することができました。

よって、この研究では空洞形成時に「ポキッ」と音が鳴るのではないかという見解を支持しています。

●これらは今現在分かっていることなので、今後の研究次第では音の鳴る原因が変わるかもしれません。

ちなみに、音が鳴ることで今後関節に何か問題が起きるのではないかと考えてしまいがちですが、
今現在の研究によると関節の変性を増加させることは示されていないとのことなのであまり気にしなくてもいいのかもしれませんね。

文章:村松

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