中学生でも腰痛は起きるの?
みなさんこんにちは!
年の瀬、いかがお過ごしでしょうか?
初めてのコラムは、中学生でも起こり得る腰痛についてまとめてみました。
腰という部分はとても軟弱です。体を支えるときに、腰は上半身を背骨1本で支えています。なので腹筋の力が弱くなってしまうと、背骨しか頼るものがなくなってしまうので、負荷が骨に集中してしまいます。
中学生は成長期なので、大人と比べて骨が脆いです。成長軟骨と呼ばれるものがあり、この軟骨が大人になるにつれて硬くなり、丈夫な骨が作られます。
中学生でも背骨に大きな負担をかけている状態が続くと、完全に作られていない脆い骨がその負担に耐えきれなくなり、腰痛を発症してしまいます。特に中学生の時期に強い腰痛が起きてしまったり、腰痛が長期間続くような状態は、腰椎分離症というケガをしてしまっている可能性があります。
腰椎分離症というのは、簡単に言うと「腰の骨の骨折」です。腰椎=腰の骨が何らかの負荷によりヒビが入ったり、完全に折れてしまったりする状態です。
症状として、腰をひねったり反ったりすると痛みが増してきます。スポーツ選手の場合は、バレーボールや水泳、サッカー、陸上競技などに多くみられます。
現代は腰の骨に負担がかかりやすい時代です。日常生活では座りっぱなしになり腹筋などの筋肉は衰えやすいです。成長期である中学生は大人に比べて骨が弱いので、骨に負担をかけない体の使い方が必要になります。