膝の痛みとして多くあげられるのが「変形性膝関節症」という病気です。これは加齢や肥満、遺伝などの要因により膝の関節にある関節軟骨が消耗してしまい、骨同士がスムーズに動かなくなって痛みを発生させてしまう状態です。関節軟骨は間違った体の使い方をしているとどんどんすり減ってしまいます。痛みを取り除くだけでなく、正しい体の使い方を身につけることで痛みを出さないようにすることが大切です。
スポーツ選手において膝はケガの発生が多い場所です。大きなケガは「前十字靭帯損傷」というもので、膝の関節を安定させる靭帯が損傷し、断裂や部分断裂してしまうケガです。この靭帯損傷はほとんどの場合スポーツ外傷(突発的に起きる予期せぬケガ)になります。スポーツ障害(慢性的に痛みが出るケガ)で起きるものとして、「半月板損傷」や「オスグッド病」があります。
半月板損傷は、半月板という膝関節を構成する大腿骨(ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間に挟まるクッションのようなところが損傷するケガです。原因は変形性膝関節症と同じく、誤った体の使い方により半月板に過度な負荷がかかり、亀裂が入ったりすり減ってしまうと痛みが起きます。
オスグッド病は、膝蓋骨(膝のお皿の骨)の下から脛骨粗面(すねの骨上部の出っ張っているところ)にかけて痛みが出るケガです。この部分には膝蓋腱という大きな腱があり、この腱は大腿四頭筋(前ももの筋肉)につながっています。大腿四頭筋はとても強力な筋肉なので、その力が膝蓋腱を通じて膝蓋骨や脛骨粗面に過度に伝わると、炎症が起きて痛みが発生します。特に若い年代の人は骨がしっかり成長していないため、過度な力に耐えられないので炎症が起きやすいです。いわゆる成長痛と呼ばれるのは、脛骨粗面に痛みが発生した状態のことを言います。
変形性膝関節症や、スポーツ障害に分類される半月板損傷やオスグッド病は、正しい体の使い方ができなくなると発生します。膝関節は股関節の柔軟性低下などで負担が大きくなります。そのため、股関節周囲の筋肉をうまく使えるようなエクササイズが必要です。
コンディショニング
当院がご案内するコンディショニングでは、
膝痛と特に関係が深い骨盤・大腿部の評価を行います。
足底感覚と股関節や体幹部の連動性を高めることで膝に負担のかからない動作を身に付けることが目標となります。
運動療法と徒手療法を組み合わせることで、早期の症状改善を目指します。
施術の最後には、ご自宅で取り組める簡単なエクササイズもお伝えさせていただきます。
エクササイズを続けることでおカラダをより良い状態に維持することが出来ます。
料金
初回(60分): 3,980円
2回目以降: 5,500円(30分)
8,800円(60分)