スポーツは日常生活に比べて身体活動が高い状態になります。走るという動作一つでも、関節にかかる負荷は何倍にも増加します。その負荷に耐えれなくなった時、痛みとして感じるようになります。

スポーツのケガには2種類に分けられます。「スポーツ外傷」と「スポーツ障害」。スポーツ外傷とは、捻挫や肉離れといった突発的で予期せぬケガのことを言います。スポーツ障害は、テニス肘や野球肩といった慢性的な疲労や偏った体の使い方により発生するケガです。

スポーツ外傷はほとんど事故のようなもので、予想がつきづらいケガです。しかし、誰でも起こり得るものです。なので起きてしまった後の処置・リハビリが大切になります。正しい処置やリハビリをしないまま復帰してしまうと、後遺症や変なクセが残ったままの状態なので、再発やパフォーマンスダウンに影響してしまいます。例えば足首の捻挫の場合、片足のバランス能力が落ちやすくなります。スポーツ選手にとって片足で立てないことはとても良くないことです。走る=片足ジャンプの連続という動作なので、上手く走れなくなるばかりか、投げる・跳ぶといった基本動作も上手くできなくなります。走る・投げる・跳ぶはほとんどのスポーツ選手に当てはまる基本的な動きです。捻挫と侮ってしまわないように気をつけていただきたいです。

そしてスポーツ障害は、選手の体の使い方や特徴を知ることができれば、ある程度予想が立てられます。例えば、普段の姿勢が猫背だったり肩甲骨の動きが悪い場合、肩の関節にかかる負担が大きくなります。その選手が野球のピッチャーであれば、何度も投球していくうちに肩関節が悲鳴を上げていきます。投げるという動作は「胸郭」と呼ばれる肩甲骨や肋骨などの場所が柔軟に動く必要があります。胸郭がしっかり動いて肩から腕にかけてムチのようにパワーが伝わると、効率よく、そして速さのあるピッチングができます。反対に胸郭が動かなければ、肩関節がそのパワーを生み出そうとしてしまい、使いすぎて痛みになります。

スポーツ外傷が起きてしまったら、まず適切な処置を行い、リハビリをすることでパフォーマンスを落とさずに復帰することができます。処置はどこの接骨院に行ってもほとんど変わりはありません。しかし、復帰に向けたリハビリは相応のトレーニングが必要になります。最初に述べたように、スポーツ選手は高い負荷に耐えれる強い体にしなければなりません。当院は、併設するフィットネスでスポーツ復帰に向けたリハビリ=アスレティックリハビリテーションができます。

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フィットネスエリアで
より高いレベルへ

 フィットネスでは選手のケガ予防やパフォーマンスアップにつながるトレーニングプログラムを設けています。スポーツ障害になってしまう前に、正しい動作を身につけていくことができます。選手個人をしっかり指導してほしい場合は、パーソナルトレーニングがオススメです。

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テーピング指導

 当院では、ケガをしてしまったところがまだ痛む場合や、過去にケガをしたところのサポートのためにテーピングを行うことができます。スポーツの試合前にしっかり巻いて欲しいときなど、お気軽にご利用ください。

テーピングについて詳しくはコチラ